第10章 しゅわしゅわ
この方は人を襲う悪い吸血鬼ではないこと
もし本物の吸血鬼が出たなら私は戦うのみ
ぽふん✿
「疑われてるんだろ」
「!?」
「俺は真祖で凶悪な吸血鬼だからな。でもそれは昔の話」
ガチャ
「大丈夫ですよ、ロナルドさんの事は私が守ります!」
「うわ、つよーい(棒読み)」
「でも約束してください。」
すっ
「ゆびきりか」
「···遠くに行かないこと」
「行かねーよ」
「必ずこの家に帰宅する事」
「不安か?」
「不安です。···吸血鬼は自由な人ばかり··だからいつか、ロナルドさんが」
「·····」
「私の前からいなくなりそうで··。ごめんね、こんな話して」
「彩華」
「ん?」
こつん
「俺はお前の前から消えない」
(綺麗な青い目)
「はい。」