第6章 アブラカタブラ

「君は殺しをしたんだね」

「···はい(なんか変な感じする)」

「ははっ｡君は面白い」

「！？··あの､失礼します··！」

がしっ
「やっぱり俺は君が欲しいな｡理由は分からないけど··あいつの護衛はやめて俺の護衛しなよ」

ばしっ
「ーー！､嫌です｡私は貴方を知らない··簡単に人を選ぶな！！」

きょとん
「なぜだい？人は簡単に選んで別れるのが普通じゃないのか？」

「ロナルドさんは貴方に言ったはずだ｡···花を大切にしろと··貴方もひとりの男性なんだから愛する人を､大切にしてください」

「···君はロナルドが好きなんだね」

「！？··違います､あの人に恩を返すのみ」

すっ
ｶﾁｬｯ··｡
「··そのサングラスの中身は綺麗な目をしてるのは俺でも分かる」