第6章 アブラカタブラ

「····(ふーん)」

あの小さい護衛は明らかに社長が好きなんだな｡
サングラスの下の目が気になるな。


「また､会えるといいね｡護衛ちゃん」




ぞわわっ！
ばっ！
「ーーー！」

「彩華君！？(抜刀姿)」

「何か､いた(嫌な空気)」

落ち着け
落ち着け


ぽん
「大丈夫だよ､もう帰ろうか」

「えっ！？まだ開催中じゃないですか··それにまだ他の社長さん達と挨拶出来てないはず···」

「でも君が心配だから」

むん
「大丈夫です！ロナルドさんが来てくれたら安心しましたから！」

むに
「なるべく早く終わらせるから離れちゃダメだよ」

「ひゃい！」


✿✿✿


(確かに離れちゃダメと教えたけど···)


ずごごご
「·······」


(某漫画に出てくる侍みたいなオーラと座り方で目立ってるよ！)