第12章 べに
「崩落、人生何が起こるか分からないですね。でもロナルドさんは偉いですね」
「えっ」
ふわっ
「いくら他人でも手を出さず静かに謝る事、私は偉いと思いますよ」
(やっぱり、ヒナイチみたいだ。ふわふわして、小さな生き物のような)
なぜだか、俺は
なで···なでなで
「あの、ロナルドさん?//(手袋越しだけど··金太郎さんと同じ感覚)」
「なんか、知り合いのように感じて··つい」
「私と知り合いさんは似てるんですね。」
(やっぱり同じ同性とは思えないな··ヒナイチみたいに小さくて軽くて)
ひょい
「ロナルドさん!?」
すたすた
すとん
「····(膝の上に乗せても重さ感じない)」
「あっ!あの··ロナルドさん!?///(まさかの金太郎さんと同じ座り方···)」