第4章 おとぎばなし ✿
きゃあああきゃあああ
「ちょっとちょっと!?このクラスの劇やばくない!?」
「萩野くんも似合ってるし··あの吸血鬼さんなんか···いいな~~お姫様役の人。衣装着てるから誰か分からないけど···」
ぎろっ
「···お前の姫ではない」
ぞわっ!
「なっ」
ぎゅっ
「✿✿は··俺の"妃"だ。お父様、貴女のお姫様は私が攫います」
クルッ、コッコッコッ···。
「···なっ、あいつは···」
「私の娘が···(なんかすげぇ展開なんだが···霧島さん大丈夫かな?)」
ギリッ
バッ!
「城の皆に言う!私の妃を取り戻すのだ!(これにナレーション気づけ!一旦終わりだ。)」
ぽかん···はっ!
「大切に育てた娘は吸血鬼に攫われ、王子は国中の兵士に告げ姫を探すのであった(こんな終わり方でいいのか!?)」
きゃあああきゃあああ!!
わああああ!!
「凄かったー!」
きゃあああ
「萩野くんかっこいいい!」