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夜の吸血鬼

第4章 おとぎばなし ✿



「お父様、そのワインを私に渡してくれますか?」

「なっ···(あいつ··どこかで見たことが···ロナルドか!?なんか服装が··)吸血鬼···」

「あっ、あぁ(台本にないが··今は目の前に合わせるしかないか)」


きゃあああ
「ちょっとちょっと!あの人学年にいた!?」

きゃあああきゃあああ
「すごーい!本物の吸血鬼みたいな人!」

すっ
「ありがとうお父様」

「なっ!···貴方は、誰ですか····」

ふっ
「····君は覚えてなくていいよ、俺は···」

「···っ」


バサッ!
「お初にお目にかかります!俺は!真祖で無敵の··吸血鬼です。今宵は私の妃を迎えに来たのです··おぉ可哀想に、親に決められた相手と政略結婚をされてしまう妃よ···」

「なっ。···なんだ吸血鬼!きり···姫は私のだ!」
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