第20章 ハプニングアワー ◆夢女
ダンボール箱に眠ってる小さい子供は小さくも強力な吸血鬼だと知らされた
私は強力な吸血鬼でも人の気持ちを教えればまだ救われると考え引き取り
「うぅむ、まただ」
「すぴ、すぴ」
(ソファに寝てるのが気になるのかな?)
そっ
「まだおやすみ」
すたすた
カチャ···パタン
ぺたぺた
(ベッドが気に入らないのかな?やはりダンボールが心地いいのかな?とりあえず、朝ごはん作るか···まず吸血鬼って何食べる?)
うーん
(変な食べ物とか良くないし、ひとまず私が食べるようなご飯にしてみるか。後ほどドラルクさんに聞いて)
たたた
ぎゅ
「····」
(おっ、)
「良く寝れましたか?」
うりうり
「···いない」
(いない?)
「朝ごはんを作ろうとしたんです。火は危ないからこちらで待ちましょうね」
「うん」