第18章 シャルロッテ ◆
歩く道中ずっとヒマリさんは私の手を握っていた
(妹がいたらこんな感じなのかな···?)
ガチャ
「リビングで待ってましょうね」
ばっ!
「彩華ー!」
どむぎゅっ!
「ふぎゅう!」
「····」
うりうり
「おかえり!」
「あの、ロナルドさん(お泊まり会やめたのかな?あとで聞こう)」
「なんだなんだ!」
「妹さんいますよ」
くるっ
「ヒマリ?···ヒマリ!」
「ちいにい」
ばっ✿
「どうしたんだ!?ひとりで来たのか?!兄貴はどうした!?」
「兄は先に行った」
「えー!?ほんとかよ···でも俺達の気配はあるから兄貴なら大丈夫だろ!」
(そんな関係··?でも)
ちらっ
なでなで
「しかし本当に久しぶりだな!」
わしゃわしゃ
「うん(ちいにいも元気そう)」