第17章 夢と嘘 ✿
「なっ!//笑いすぎだー!えーん!」
「ひー、ひー··笑った笑った。ロナルドさん」
ぐすっ
「なんだ···」
ぎゅ
「私の心臓聞こえますか?」
「聞こえる、小さく動いてる(生きてる音がする)」
目の前にいる彩華は俺達とは違う世界から来た彩華だ
それでも
キスして
お互いに体合わせて
感じた体温とぬくもりは
俺しか知らない
そっ···ぎゅ
「あったかいな」
「そしたらしばらくこのままでいますね(ここの世界のロナルドさんは自分に自信が無くて、人を守る為なら命すら捨てる覚悟まで出来る人)」
でも私の世界のロナルドさんとは似てるようで似てない。
なでなで
(まぁ、体格はあちらがやや肉体的···。あっ)
すっ
(?、髪の毛いじられてる?)
ずっと一緒にいたいが、彩華には待ってる奴等がいるのは確かだ。
やっぱり
「ふがふがふご(離したくない)」