第17章 夢と嘘 ✿
ぐいぐい
ぽふっ
「!··彩華!?//」
「ロナルドさん、ドラルクさん。怖くありませんから寝てください」
「彩華くん?凄く心臓の音が聞こえるよ。··やっぱり、生きてる音がする」
「彩華、嬉しいが俺達には時間がない」
「ロナルドくん、ここは彩華くんに甘えようか」
「ドラ公··わかった」
俺はそう言い腕を後ろに回した。
(あったかい、彩華と同じ体温)
あいつは俺達を庇って··✿✿✿
最後にあいつは言ったんだ。
「ロナルドさん、生きて」
「ーーー!(同じ言葉を久しぶりに聞いた)」
そして安心したのか俺は深い眠りに入る
(ロナルドくんには必要なんだよ。君が)
でもこの世界は崩壊した世界だ。
どうやって君が来たか分からないけど
ちょいちょい
「彩華くん」