第17章 夢と嘘 ✿
「怖い夢でも見たのか?」
怖い夢
確かにあの夢は現実なのか分からない
「い、いえ··怖い夢ではありませんよ」
でも確かに感じた
ロナルドさんの体温···。だけど
「私は怖くありませんが··ロナルドさんからしたら怖い夢ですね。」
ぎゅ
「なんの夢だよ」
「セロリ栽培」
ビョーーーん!!
「ホペハアタナタレバア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
「立派に栽培して楽しかったですよ」
(多分、今日も泊まれって言われそう···)
✿✿✿
「さ、彩華··くん?(ロナルドくんがいないから良かったけど)」
「ドラルクさん」
「なんだい··?」
「···ふたりには生きて欲しい」
「それは··どうしたんだい?(不安そうな声)」
「お願いします、どうか長生きして」
「それは、ロナルドくんを吸血鬼にする話かい··?」