第17章 夢と嘘 ✿
「話を戻そうか。君の世界だと私達はどう見える」
私は話した
吸血鬼のロナルドさん
吸対のドラルクさん
館で出会った道を
それでもドラルクさんは聞いてくれた。
そして
「実は··夢で··」
「夢?」
(これは話すべき?)
町が崩壊して
心臓を抑えるロナルドさんの周りに漂う黒い霧
(これは··確信がはっきりしない限り言うべきじゃない)
「彩華くん?」
ぱっ✿
「実は今日の夢でドラルクさんが見事な龍の姿で飛行していたんですよ!」
「なーんだ。それぐらいなら変身してあげよう!おりゃ」
ぼふん✿
わくわく
「···!?」
デデドン
「さぁ出来たぞ!」
ひょい
「びちびちwwwwww」
「わあぁ!変身が出来ておらん···!」
ぎゅ
「可愛い~!」