• テキストサイズ

夜の吸血鬼

第14章 ごたいめん ◆



ぎゅむ
「んーー····」

(あっ、これ絶対勘違いしてるな)

「まだ眠りますか?私は一旦部屋でま···ぐえっ!」

ぐいー···どさっ
「···彩華」

「あの、ロナルドさん?」

「生きてる音がする」

「私は生きてます、ロナルドさんも生きてますよ」

「うん、生きてる」


✿✿✿

ガチャ
「さて行きますか。多分私と出会った道を歩けば戻りますよ」

「うん(帰れるのは有難い)」

だが···
繋がった暖かさと傷を忘れるのは嫌だ

···きゅっ
「ロナルドさん?(似てる)」

「出口まで、手を繋ぎたい··です」

「分かりました、繋ぎましょ」

「···っ、やっぱり駄目なのか?」

「?」

「やっぱり、世界が違う俺だと彩華は駄目なのか?」
/ 389ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp