• テキストサイズ

夜の吸血鬼

第11章 すらんすらん ◆



「何も自分を出せる✿が出来た事はいい事だぞ!」

「私には✿はいらないわよ、この先もずっとね」

「同胞よ、何故そこまでひとりを好む。確かにお前は危険が高い吸血鬼だが··ここに来てから表情も柔らかくなっ···」

「私には気を許したのは"吸血鬼"だけよ」

「同胞···(昔は知らないが··やはり同胞を理解出来るのは彩華さんだけだ)」


✿✿✿

「えっ?」

ペラッ
「貴様にしか出来ない役目だからな··危険な吸血鬼と共にしてるお前」

「···ロナルドさんは確かに危険ですが。そんな理由で私をアラネアさんの研究材料に使わないでください」

「それを研究者の俺に言えば材料から外されると?」

「貴方はお偉いさんじゃない。あの人は自分が良ければ適当な考えを持つ人よ」





(気配がしたから、まさかと思ったら人間が来てるし···結局私の材料に使われるのよね)
/ 389ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp