第2章 つめ ✿
「····(ドラ公···)」
もしかして··浮かんだか?
「ロナルドさん?忘れ物しましたか?」
「ん、あぁ··ずっと忘れ物はしてるよ」
(長寿忘れ物ルド)
時折だけど、ロナルドさんがドラルクさんに向ける目線が何か懐かしさを感じてる?ような眼差し
うむむ
(私が調べた限りだと可能性は大にあるのは。ロナルドさんは退治人、ドラルクさんは吸血鬼)
それでも私はふたりが好きだから言わない
誰にも見せられないノートに書いて死ぬまで私が隠すわ。
チラッ
「···それが"赤"の呪縛」
ぎゅむ
「何か気になるのか?」
びくすーーー!
「木漏れ日ーーー!?」
「指先ずっと見てるからよ!」
「いや、綺麗な色だな~~って思ったんですよ!」
ドラルクさんも
ロナルドさんも
私も··赤
❦ℯꫛᎴ❧