第20章 千里のぶりっ子度
ーやだなぁ……ー
そして、当日。
「里奈ー!遅いよぉー」
「仕方ないでしょ!こっちも忙しいんだからさ!」
「何それー。可愛い千里の為にも、早めに来てよ!」
「ホント、意味不明なんだけど…」
その時、里奈の携帯が鳴った。
♪~♬~♪
「誰だよー、里奈ー。こんな時にぃー」
見ると、光輝からだった。
「ぇ…光輝…。里奈、光輝と付き合ってんの?」
「ううん。」
「だ、だよね。」
電話に出る事にした。
「はい、もしもしー。何ー?」
「よー。坂田。」
「用件は?」
「いや、特に何も…!」
「ごめーん。今、それどころじゃないんだぁ。」
「マジか。じゃーまたー!」
「うん。またねー!」
プーップーップーッ。