第28章 妙神山へ再び!!
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まゆ「二人が一緒なら何でも頑張れるわ」
黒死牟「そうか…。私もまゆが居れば幾らでも強くなれそうだ」
縁壱「今の兄上は真に天井が見えませぬ。今なら鬼舞辻など瞬殺では?」
でしょうね〜。鬼の身体も人間より強いし、強くなる要素はある。でも今は肉体という枷が外れたから尚更よね
黒死牟「ムッ…縁壱、お前が言うのか?人間の身で鬼舞辻を斬り刻んだのは何処の誰だ」
縁壱「私ですが…今は兄上の方が強いのはないでしょうか。私など大した者ではありませんから」
巌勝さんは『納得いかない!』という顔をしている。あまり謙遜し過ぎると嫌味に聴こえるもんよね。縁壱さんには全くと言っていい程その気は無いんだけどねぇ
まゆ「確かに今の巌勝さんなら鬼舞辻なんて瞬殺よ。鬼舞辻との直接対決が許されてるかどうかは分からないけど」
縁壱「神魔の括りに入り、尚且つまゆの夫である事を考えれば恐らくは許されておらんのではなかろうか」
黒死牟「うーむ…明日にでも老師様に聞いてみるか…」
二人ともマジで色男よねぇ♡真剣な顔も笑った顔も素敵過ぎて、私のハートが常にバクバクしてるのを知らないでしょ?
まゆ「格好良過ぎるっ♡」
黒死牟「唐突だな…。まゆは可愛いぞ」
縁壱「まぁ、まゆですから」
えっ、それは病院に行った方が良いんじゃないかって?治癒の女神が病に掛かるわけないでしょーが(笑)はっ?頭の病院は…………放っといてもらえるかしら…
まゆ「修行終える迄は夜のアレはしない!!自分への戒めよっ」
黒死牟「だから何故にまゆはそんなに唐突なのだ。そんな戒め要らんぞ!」
縁壱「今更ですよ。昔からでしょう?だがまゆ、私もその様な戒めは必要ないと思う」
巌勝さんと縁壱さんは、そう言いながら私の服に手を掛けている。早速やろうとしないでほしいなぁ…
まゆ「ちょっ…ダメよ」
黒死牟「少しだけでも駄目だろうか…。そして、ストレスは身体に良くないと聞く。まゆの精神的ケアは私達の役目であろう…」
縁壱「したくて苛々が増す位ならばした方が良いぞ」
したいよ。したいけど巌勝さんも縁壱さんも止まらないじゃない!!
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