第26章 帰宅後の宴
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槇寿郎「ゼロス殿、何かあればまゆの夫達が止めるから安心してほしい」
ゼロス「それなら安心です♪」
どういう意味よっ
手紙を開くと、巌勝さんと縁壱さんも興味があるのか私の両サイドから覗き込んでいる
『我が親友、まゆへ
先ずは、おめでとう。もう一人の想い人に再開出来たようで何よりだ。まさかまゆが「女」になるだなんて、遠い昔に出会った頃から400年前まで一度たりとも思わなかったよ。そうそう、永遠に嫁に行けない方に大金を掛けようとしたが掛けにならなくてね。勿論、全員が同じ方に掛けようとしててな!あれは腹を抱えて笑ったもんだ(笑)本性を丸出しにしたら離婚されるから気を付けるように!忠告はしたからな。では、増々の幸せを祈る
追伸・たまには顔を出せ。友達甲斐が無さ過ぎるぞ
ゼラスより』
先程から私の身体中がプルプルしている。怒りで…
まゆ「キェーーーーーッ!!!!!大きなお世話よ、アンタも嫁に行っとらんだろぉーがぁーい!!」
黒死牟「まぁ、そう怒るな。まゆが今幸せならそれで良いではないか」
縁壱「幸せではないのか?」
二人とも眉毛下げて悲しそうな顔しないでよぉ…こっちまで悲しくなるわ。余計に!
まゆ「幸せよ♡ゼロス、帰ったらゼラスに伝えてちょうだい。『幸せ過ぎて困っちゃう♡今どんな気持ちぃ?』って!!」
ゼロス「は、はぁ…分かりました…」
槇寿郎「性格悪っ、嫁がこんな性悪で良いのか!?」
悪かったわね!二人とも私にベタ惚れだから大丈夫よ。多分…
縁壱「まゆの性格は熟知しております故ご心配なく」
黒死牟「その程度で壊れる様な愛ではございませぬ。何があろうが私達は共にあります」
アシュ「愛だねぇ〜」
杏寿郎「うむ、羨ましいな!!」
えへへ〜♡
まゆ「そうよね!!ずーっと一緒よ♪」
二人を見ると綺麗な微笑みを浮かべていた。もぉ〜堪らん!!
槇寿郎「まゆ!ハウス!!」
まゆ「きゃうーん」
って、あたしゃ犬か…思わず反応しちゃったわよ
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