第3章 シロ、日々勉強
ウー ウー
地獄にサイレンとアナウンスが鳴り響く
《非常警報!非常警報!等活地獄より亡者一名が逃亡。直ちに全獄門を封鎖してください。繰り返します。等活地獄より......》
内容を聞いて鬼灯と瓜美は目を細めた
獄卒「鬼灯様ァァァァ瓜美様ァァァァ!」
獄卒「この新人がうっかりワンセグを持ち込んで...悪霊サダコが逃げました!!」
そう言い新人獄卒___もとい茄子を連れて来た
ガンッ
茄子「オブッ」
茄子が金棒で殴られる
鬼灯「新人研修でちゃんと注意したはずですよ!」
貴方「そうでなくても何かする時は報告・連絡・相談!」
二人は仕事に厳しいと獄卒の間で有名だ
茄子「もっ...申し訳ございません......」
鬼灯「あとワンセグから逃げるって......どんだけガッツのある亡者なんですか」
獄卒「いやもうそれはすっごいがんばったみたいです!」
貴方「サダコ...あの亡者はテレビさえあれば逃げるのです...」
鬼灯「......」
鬼灯「今すぐこの近隣のテレビ画面全てお札で封印しなさい!そしてブルーレイ内蔵52型テレビをここに設置するのです!」
獄卒「えっ......!?」
茄子「?」
鬼灯に言われた通りに全てのテレビに札を貼りブルーレイ内蔵52型テレビを設置した獄卒達
ずおおおお
サダコ「うおおおお何コレ凄い画素数......アレ?」
鬼灯「ほら甘いエサにつられてノコノコやって来た」
獄卒「ヤマタノオロチみたいですね...」
貴方「正にその通りですよ」
サダコ「くっ...くそっ...おのれ謀ったなっ...」
サダコ「かくなる上は貴様ら鬼の角全部折ってやる!腹いせに!!」
獄卒「日本中を震撼させた割にやることがせこいぞ!」
サダコ「うるさい!女のタタリは蛇の千倍と思い知れ!まずはそこの女からだ!覚悟!!!」
サダコが瓜美に迫り来る
鬼灯「瓜美っ!」
獄卒「ああっ瓜美様危ない!」
ギュオン
サダコ「おべしっ」
桃太郎の元お供シロがサダコに噛み付いた