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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第10章 三匹が逝く!


シロ「え、鬼灯様今日お休みなの?」

閻魔殿に来た桃太郎の元お供三匹

閻魔「うん、二日続きで徹夜だったから今日は休ませたよ。寝てるんじゃない?いつも多忙だしねぇ。ちゃんと休ませないと効率も悪いし」

シロ「えー せっかくお話しに来たのにな...。じゃあ瓜美様は?暇?遊ぼ!」

貴方「すみません、まだお仕事があるんです」

ルリオ「なんで暇だと思ったんだよ、お前は…」

柿助「鬼灯様が休みなんだから、瓜美様もいつもよりお忙しいに決まってんだろ」

矛先を瓜美に変えるもあえなく撃沈

シロはしょんぼりと耳を垂れさせた

閻魔「うーん...まぁ、もう昼だし起こしてもいいと思うんだけど.....ヘタに起こすと一瞬にして君の顔の形が変わるかも....」

シロ「何をされるの!!?」

閻魔「彼は寝坊なんてしないから、まず人に起こされるってことがなくて....というかそれが嫌みたいで....以前、出張で同じ部屋に泊まった時にさぁ.....」
──
閻魔「あ、鬼灯君、起きなよ!そこの木凄い数のカブトムシ!!ねー鬼灯君ってば!」

鬼灯「........」

うるさいとでも言うように深く布団を被る鬼灯

閻魔「あっほらクワガタもいるっ!!鬼灯く...」

ヒュッ

閻魔「おフッ」
──
閻魔「寝てたのに的確なローキックをかましてきたよ....その後寝言で“早起きすぎるジジイ”といわれよ
キックボクサー魔●斗のどんなキックより鋭かったと思う.....」

シロ「そっ......そんなに.....」

閻魔「それにあのコ結構爆睡型だからなかなか起きないかも......」

貴方「よっぽどのことがない限り起きませんよ鬼灯は」

閻魔「とりあえず行ってみたら?この奥の寮に住んでるから」

柿助「え、いいんですか?」

貴方「大王、またそんな勝手に…まぁいいか。よかったら私が案内しますよ。そろそろ一度起こして何か食べさせようと思ってたいたので」

シロ「やったぁ!瓜美様が一緒なら安全だね!あ、閻魔様も一緒に 閻魔「絶対行かない!逝かない!」…安全じゃないの!?」

閻魔大王のあまりの拒絶に再び恐怖に怯える三匹

しかしそこまで恐れられる鬼灯の部屋に好奇心を擽られているのも確かだ

そうして三匹は寮の入口へ誘う瓜美の後ろにおそるおそる続いていった
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