第2章 鬼vs.宿敵 地獄大一番
一方で
?「だからよォ!!ここで一番強い奴連れて来いっつってんの!」
獄卒「こまりますよぉ~」
獄卒「そういうことはまず受付を通して頂いて......」
?「っかーーーッ!!そういうことしか言えねーのかよっこのマニュアル獄卒!」
獄卒「オイ、今鬼灯様と瓜美様いらしてるよな?」ヒソ
茄子「え…はい確か視察で……」ヒソ
獄卒「ちょっと呼んで来てくれ。俺達じゃどーにもなんねーよ」ヒソ
貴方「桃農家への人材貸し出し?」
貴方「桃の木はこれ以上いりません。そもそも仙桃を大量に作って妙薬を確保しようという天国の政策には私も鬼灯も反対なんです。万能薬は少ないから良いのです。多いと堕落する」
申請書を指でつつく
唐瓜「ですが桃源郷は天国の最大観光スポットですし、かつ重要文化財として景観の維持を......」うだうだ
貴方「ああ...まあ手入れは必要ですが...」
唐瓜「とにかく芝刈りだけでも手伝ってほしいと......」
茄子「瓜美様ァァァァァァア」
茄子が駆け込んで来た
貴方「?どうしました」
茄子「すみません。ちょっとトラブルが......」
茄子「桃太郎とかいうのが来て......」
貴方「桃が来た?いりません。あのアホにでも送っといてください」
茄子「アホって...あの、別にお中元とかじゃないんですけど......」
茄子「とにかく来てくださいっ!」
瓜美の手を掴む茄子
唐瓜「あっ...ちょっと今こっちの...」
獄卒「オイッこっちが先だったのに...」
貴方「桃太郎ってあの桃太郎ですか」
茄子「そうです!」
茄子に手を引っ張られる中、瓜美はあるものを見つけた
貴方「あのアイアンメイデンいつのまに導入したんですか。予算はどこから......」
茄子がギクッとした
茄子「いやっ...あのあっち見てくださいあっち!」
貴方(...まったく、あのアホは......。後で報告書に書かなきゃ......)
余計な仕事が入り少しだけしかめっ面になる瓜美
鬼灯「おや、瓜美じゃないですか」
貴方「あ、鬼灯、貴方も呼ばれたの?」
鬼灯「御名答です」
貴方「そうですか」
獄卒「あっ瓜美様!鬼灯様も...」
獄卒「申し訳ございませんお忙しい中......」
?「おっ!そいつら上官だなっ!?」
?「俺と勝負しろっ!!!」
