第8章 地獄の沙汰とあれやこれ
鬼灯「サタン様は背が高くていらっしゃいますね。グリーンジ〇イアントのようだ」
サタン「えっ……」
鬼灯「私など小さく見えるでしょう」
サタン「えっ……うん…そうだね」
サタン(何だコイツら…もしや私の心を見透かして…いや…まさかな
はっ…でも漫画やRPGでこういう細身の奴が最強だったりする……男性は冷静、切れ長、丁寧口調、女性は、ミステリアスなのが、強敵の基本だ。油断ならないぞ)
鬼灯「こちらは名物「熱湯の大釜」です」
サタン「おぉ、あの有名な」
貴方「お熱いので気を付けて下さい」
鬼灯と瓜美は大釜の扉を開けた
するとそこには大釜に落ちた閻魔大王がいた
閻魔「あっ、二人共ちょうど良かった助けてくれ!!」
サタン「だ、大丈夫なのアレ!?」
鬼「ほら……」
閻魔「鬼灯君!!」
鬼「ご覧ください」
閻魔「瓜美ちゃん!!」
「あれが天下の……」
鬼/貴「「閻魔大王です」」
閻魔「二人共冷静に解説してないで助けてくれ!!」
貴方「お客様の御前ですよ。みっともない。今後の為にも自力で這い上がって下さい」
閻魔「「今後」はないわいっ!!いいから助けんか、アホたれ!!」
鬼「チっ……閻魔大王も年貢の納め時か」
貴方「少なくとも貴方よりアホではありませんよ、アホ閻魔」
閻魔「すみません、お助け下さい」
鬼灯が閻魔大王を引き上げた、近くで亡者に拷問をしている獄卒達がいた
貴方「そこ!手を抜かずしっかりやりなさい!!
ほら、鬼たるもの慈悲なんていりません!!こうですよ、こう!!」
鬼灯と瓜美は一緒になって閻魔大王を金棒で叩いた
閻魔「ちょっと二人共…っていうか瓜美ちゃん血が出てるから!血っ!! ひどいよ、二人共!!!」
鬼灯「すみません、わざとでした」
貴方「私もわざとです」
貴方「サタン様。サタン様……サタン様!!」
サタン「はっ……はいっ!?」
鬼灯「たいへん失礼しました。次へ参りましょう」
貴方「お食事をご用意させていただきました」
サタン「おお、それはかたじけない」
貴方「それではご案内しますね」
鬼灯達は大釜の場所から離れ、食事が用意されてる部屋に向かった