第37章 地獄定例会議
女性の獄卒が手を挙げる
「はい」
鬼灯「はいどうぞ」
「「受鋒苦処」にもう一つ こういうヤツ」
「アナタ ご飯よぉ〜」
「ん〜〜 あ〜.....南瓜の煮付けかあ.....何か....南瓜じゃあないんだよな〜.....う〜〜〜ん.....正直ガッカリ」
「「何でもいい」って言ったじゃん!!」ガンッ
貴方「あ〜.....旦那さんに夕食のメニューきく時は「何がいい?」以外に「何だけはイヤ?」ときくのもテですよ
私はそうしてます」
「う......うぅ〜〜そうします.........」
鬼灯「皆さん 私怨で言い始めましたね」
閻魔「ははは ま でも「受鋒苦処」は改定の余地アリかもね。検討します
はい 他に何か」
貴方「あ では私からまた一つ
272部署の他に特別地獄として設置される「孤地獄」ですが.......今は個性の時代ですからこの地獄をもっと適用してよいと思うのです」
鬼灯「それ、いいですね」
閻魔「ああ.....君たちが大好きなあの地獄ね......」
鬼灯「はい あの地獄を用意する仕事が入った日はまるで遠足の前日の気分なのです」
閻魔「そんな無邪気な心で邪気の魂みたいな地獄考えてんの!?」
閻魔「うん......まぁこれも検討しとくよ」
初江「はい ネット犯罪等の問題が急増していますが.......」
閻魔「うん それもね 今検討中」
五道転輪「ストーカーや児童虐待も専門地獄があっていい数になってきています」
閻魔「そうだね」
お香「衆合地獄には現代では単に「プレイ」ともとれる行為についての地獄がありますがこれは罪なのでしょうか?」
閻魔「....それは微妙な所だな......」
閻魔「あ じゃあ時間なので今回はそろそろ......」
鬼灯・貴方「あ 最後に一つだけ
会議で「検討する」しか言わない奴の下を抜く地獄もあっていいのでは?」
閻魔「けっ.....検討改め即刻各部署改善してください!!」
鬼灯・貴方「そのための会議です」