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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第37章 地獄定例会議


鬼灯「地獄にも古い考えのものや機能していないものがあります」

貴方「撤廃した地獄の代表例には石女うまずめ地獄等があります」

茄子「はい」

唐瓜「オイ 邪魔しちゃダメだよ」

鬼灯「どうぞ 発言なさってください」

茄子「ウマズメ地獄って何ですか?」

貴方「あ 若い鬼の中には知らない方もいますね。説明します。かつて日本では不妊は全て女性側に原因があるとされていました」

鬼灯「いわゆる「嫁して三年子なきは去る」という時代です。しかし今では皆様ご存じの通りこれは医学的にもおかしいとわかった訳です」

貴方「石女ウマズメ又は不産女ウマズメ 要するに侮辱する言葉です」

鬼灯「石女地獄は子供を産めない・産まない女性の堕ちる地獄でした。その上血の池地獄もあった訳です」

茄子「.....無茶苦茶だなあ.....」

貴方「ですので撤廃されました。こういうことのために会議はあるのです」

鬼灯「本日もいらない地獄 改善すべき地獄について考えていきましょう」

貴方「まず私から 叫喚地獄に付随する「雨炎火処」という地獄ですが.......「象に酒を飲ませ暴れさせた罪」」

鬼灯・貴方「何をどうしたいんだ何を!?」

貴方現在この地獄の亡者はたったの一名です!!』

変成「一人いるのか.....」
太山「そいつの人生に何があったのか気になるな.....」

閻魔「ていうかこの地獄 何でできたんだっけ?」

鬼灯「ホラ このダメ王が覚えてない程度の地獄ですよ!?いらないでしょう」

閻魔「ダメ王って君ね......」

秦広「動物関係で言えば不喜処が「動物イジメの罪」ですからそこでいいのでは......」

貴方「従業員の「巨大象」も不喜処への移動を検証しては?」

シロ「わぁ 象さんが来るって」
柿助「象シャワーしてくれるかな?」

鬼灯「かわりに酒関係で「ソムリエ気取ってやたらワインに詳しいフリをする奴」が堕ちる地獄を提案します」

「きっ.....気持ちはわかるけどいらんだろその地獄も!」
「そのくらい虐栄心許したげて!」
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