第36章 マニアと非マニアの温度差

舞台袖でマキ、唐瓜、茄子はコンテストを見てる

「オギャアアアアア」ﾄﾞｷﾞｬｱｱｱｱﾝ

貴方「今年はレベル高いですねぇ......」

マキ（…シュール……）

茄子「マキちゃん、コレ食べる？」

マキ「ああ…ありがとう……
コレ…飴？」

茄子「疲れた時にいいサプリだって」

マキ「ふ〜〜〜ん
パッケージは可愛い」

《では大賞発表前に「金魚草大使」を選定致します》

マキ「…あ タイシって大使か」

《鳴き声のマネやりまーす》

マキ「鳴き声？」

「ウォギャアアアアアァァァァ」

マキ（こっ…怖ぇぇ〜〜〜！！）

マキ（こういう大会ってハタから見ると狂気の沙汰に近い）

唐瓜「あっ」

唐瓜「マキさん コレ、食っちゃった？」

マキ「うん？」

唐瓜「金魚草100本分のしぼり汁をギュッと濃縮したサプリ……」

マキ「オッギャアアアアアアア」

「「「「！！？」」」」

マキ「……あ…すみませんっ…」

貴方「素晴らしいっ
完璧な鳴き声ですっ」

貴方「それに目も大きくてまるで金魚のよう」

鬼灯「是非貴方に決めさせてください」

マキ「えっ……何が……！？」



地獄アイドル ピーチ・マキ
金魚草大使就任

「マキちゃん、ファン層ますます拡大だよ！」

マキ（…アイドルって何だろ……）