• テキストサイズ

マギ短編集*煌帝国*

第2章 叶わない・・・*白龍*




炎「…琴、紅玉が探していた。行ってやれ」

『え?紅玉ちゃんが?分かったわ。じゃあ、白龍くんまたね』

龍「あ……はい…」


従者と共に歩いていく琴殿。
その姿が見えなくなった頃に
義兄上が口を開いた。


炎「白龍………お前、何を言おうとした?」

龍「っ……何も、言おうとしていません」



じっ、と上から見られる。
心の内を見透かされそうで。

逃げ出したかった。


炎「…つまらない嘘をつくな。……まぁ良い。一つだけ言っておこう」


そっ、と耳打ちをされる。


炎「………琴は俺のモノだ。誰にも渡さん」


その言葉を言い残し、義兄上は去って行った

全て、見透かされていたか……。
それでも……この思いは



消えないだろう。


死ぬまで………。



─END─

/ 13ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp