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【進撃の巨人】月と青い鳥

第8章 いたずらっ子



。。。。。。。。。。



「…いつも連れ込んでるのか?」


カナコが脱衣場に消えるとミケが呆れたように言った


「カナコの体の傷の具合を確認する為に一緒に入った いつもはちゃんと別々に入ってるよ…
俺は女湯でも良かったがそれはカナコに反対されてこっちになっただけだ」


「まぁ…女湯で同じ状況になった方が面倒そうだな」


身長差を考えたら俺が2人の前に立った所で視界の邪魔にはなってない

時間がたって赤黒くなった痣は浴場の薄暗い照明でもかなり目立っていた



「殴られたのは顔と腹だけだと聞いたが…」


カナコの背中と太腿にも痣はあった

「抵抗して暴れたらしい…だから首を絞められ大人しくさせられたんだろ 恐怖は人の動きを止めるからな」


「あの痣のせいでまた何か噂されるかもしれないな
幹部棟に来客用の浴室がある 痣が消えるまでそっちを使っても構わないがどうする?」


「そうだなそのほうが邪魔は入んねぇって事だよな?」

「…そう言う事だ」


エルヴィンはまた赤くなり視線をそらした


女の話には弱ぇのか?以前は俺をからかってくれたよな…


俺もだがミケもエルヴィンの反応を少し面白がって見ている


「じゃあ失礼する…」


そう言ってシャワーを浴びに背を向けた






















さっきまではアドレナリンが出ていたから元気にしていたみたいだが 体も綺麗なり水を浴びて頭が冷えて冷静になると体の疲れを頭が認識したのか カナコは脱衣場のベンチで眠っていた


3日間寝込んで抱かれ風呂では俺に悪戯まがいに体を洗われりゃ…さすがにこうなるよな

まだ火照りを残した頬はピンク色で唇もいつもより色づいている

起きる気配がないカナコを子供を抱くようにかかえた
途中で1度目を覚ましたが抱きつかれて耳元で

「歩けるけどこのままでいい?」

甘く囁かれれば首に当たる吐息がくすぐったい 俺はカナコのワガママには弱いらしくそのまま部屋まで帰った


眠ったカナコをソファに下ろして 寝る準備をする


3日間発熱して寝込んでた汗やさっき愛しあった時の染み付いたシーツを剥がし新しいシーツに取り替えた

マットと掛け布団と枕のシーツを換えてからカナコをベッドに移して俺も隣に入り抱きしめた頃には西の空は明るくなっていた

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