第14章 進物・番外編 義勇誕生日記念【※冨岡義勇】
「あんっ…あぁんっ!だめっ…、ぎ、義勇さん…、私…もう……、」
「あぁ…俺もだ、一緒に行くぞ!」
義勇の打ち付ける腰が快楽を貪るように早くなる。
それに比例するように、陽華の腟内が終わりを告げるようにヒクヒクと震え、義勇を一段と強く締め付けてきた。
「……くっ、もう出る!」
「わ、私も、イッちゃいますっ!………んあぁっ!!」
大きく声上げて、陽華の腟内が激しく収縮を繰り返す。それを確認すると、義勇は慌てて陽華を布団に寝かし、急いで自身を引き抜いた。
次の瞬間、義勇から放たれた白濁した液体が陽華の腹の上に降り注ぐ。
「はぁ…はぁ…、」
頭が真っ白になりそうな意識の中、義勇は陽華に顔を近づけると、愛おしそうにその唇に軽く口づけた。
「陽華、愛してる。」
「はい…私もです、義勇さん。」
少し潤んだ瞳で、陽華はにっこりと微笑んだ。
・
ボーン…ボーン……、
壁にかけてある柱時計が零時を告げる。
「あっ、日が変わりました。義勇さん、お誕生日おめでとうございます。」
布団の中で義勇に寄り添い、体温を感じながら微睡んでいた陽華は、身体を起こすと、義勇の顔を覗き込んだ。
「そうか、そういえばまだなってなかったか。」
もうすでに濃い一日を過ごしてしまい、まだ誕生日が訪れてないことを忘れていた。
「ふふ、そうですよ。明日はどうしますか?また街にでも行きますか?」
「そうだな。」
「なんか欲しい物ありますか?私の誕生日の時のお礼もありますから、なんでも言ってください!」
「俺は特に…、お前以外に欲しいものはない。」
「にゃにをっ、義勇さんっ!!」
義勇の発言に、陽華の顔が真っ赤に染まる。その姿にまた愛しさと嗜虐心が芽生えてくる。
「…そういえば、先程のは誕生日前だったな。なら、誕生日の分を今から貰うが、構わないな?」
義勇が手が、陽華の背中を優しく撫でる。
「うにゃっ!……今、したばかりですからっ!」
身を捩って、義勇から逃れようとするが、反対に抱きしめられ、拘束された。
「そうか?俺はまだ、あと数回くらいなら、平気なんだが……、」