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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第54章 ❤︎ 京谷健太郎×夢主=ブラックな岩泉一


いつもなら近くの駅まで送り届けるとそこで終わりってパターンが多い。けど俺は駅前のパーキングに入り適当に車を停めた。

「あれ?駐車場に停めるの?いつもみたいにここでバイバイじゃないの?」
「俺も降りる」
「どうして?」
「どんな奴か気になるから」
「珍しいこともあるんだね。私に彼氏できても一切興味なかったのに」
「なんとなくだから。俺の気まぐれ」
「ふーん。あ、ヤキモチとか?それか独占欲とか?セフレでもあるのかな」
「そんなんじゃねぇって。ほら降りるぞ」
「降りるのはいいけどバレないようにしてね?もしバレちゃったら友達ってことにしておいてよね?それか仕事の上司とか?」
「じゃあ仕事の上司でいいわ」
「おっけ、それでいこ」

駅前の広場には人はまばらだった。“あ、いた…”そう言って指差す方には長身の金髪頭の男が見えた。えらく柄の悪そうな男に惚れたもんだなと若干呆れつつ視線を上げるとその男とばっちりと目が合ってしまった。

「………岩泉、さん?」

聞き覚えのある可愛くないこの声。金髪なのは変わらないけど頭に入れてたラインはもう見当たらない。けどこの目つきと態度の悪さ、変わってねぇな。

「お前、京谷か?」
「あれ?知り合い?」
「なんでいるんですか?」
「もしかしてお前?こいつの相手って」
「そうですけど…」
「マジで?」
「なんで岩泉さんがここにいるんすか?どういう関係っすか?」
「賢太郎君、えっと、仕事の上司でデートあるからって言ったら送って…」
「俺といちかはただのセフレ」
「はぁ?」
「なんで言うの?って違うから」
「本当のことだろ?」
「話が違う!…ねぇ、もしかして付いてきたのってそれを言うため?最悪なんだけど」
「何が最悪なんだよ。さっきまで俺に跨って喘ぎまくってたの誰だよ」
「ほんと有り得ない。最低…」
「俺でしか気持ちよくなれねぇ体のくせに?」
「やめて」
「今の本当かよ?」
「違う…」
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