第46章 ❤︎ 超絶信頼関係　岩泉一　及川徹

「結構積極的なんだね。いい彼女持って幸せじゃん、岩ちゃん」

いちかからの一方的なキス。かなり酔っているせいもあって頭はクラクラするし腕にも力が入らない。深まるキスに及川の視線、ぐらつく理性の中やっとの事で唇が離れたかと思うといちかは上目遣いでとんでもない事を口走る。

「触っていい？」
「ば…っ、お前な」
「さっきから気になってたの。酔っててもちゃんと勃つんだなぁって」
「おい…っ」
「欲しくなっちゃうじゃん」
「そうそう岩ちゃんが悪い。俺の事は空気だと思って好きなだけやっちゃいなよ」
「って言ってる。……ね、大丈夫だから。及川君悪い人じゃないもん」

全くと言っていいほど大丈夫な状況じゃねぇのにいちかのひんやりとした指が下半身へと伸び包むように優しく扱き始める。うっとりとして潤んだ瞳が俺を捉えるだけでぞくっとした感覚が体を走る。

「いちかちゃんっていつもこんな感じで積極的なの？」
「んーん、いつもは一から。でもエッチするの嫌いじゃないの」
「へぇ。そうなんだぁ。岩ちゃんてどうやって誘ってくるの？」
「クソ川…っ、余計な事聞いてんじゃねぇよ」
「いいじゃん。自分は彼女に気持ちいい事してもらってんだから」
「いつもはね」
「もうお前らいいから黙れって…」
「彼女に手こきされてよがっちゃってるのに説得力ないし。いちかちゃん、岩ちゃんとのエッチ好きなんだ」
「うん、好き」
「かぁわいい。ほんと最高の彼女だね」

2人にしたいようにされて身動きもとれず屈辱的なのに与えられる快楽には逆らえない。むしろこの異常な状況に興奮している俺もいる。

「こんな事しててしたくならないの？」
「したいよ？」
「じゃあいっそこのまましちゃえば？」
「……でも」
「いちかちゃんってさ、見られるのが好きなんじゃない？」
「そうなの、かな…？」
「そうなんだよ、きっと。俺には分かるから」
「いい加減な事言ってんじゃねぇよ…」
「私もこんなに頭が回らなくなるくらいに酔ってるのも久しぶりだし、人前なのにしたいって感じるのも初めてで」
「もう答え出てるじゃん。俺、邪魔しないからこのまま2人でして見せてよ」
「及川君はいいの？このまましちゃっても」
「むしろ俺には嬉しい光景だよ？幼馴染のセックスが見れるなんて最高じゃない？」
「じゃあ、いいよね。一…」