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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第70章 ❤︎ 射精管理 二口堅治


甘えるような声で囁きながら抱きしめた腕に力を込めてくる。いちかの右腕は流れるようにまた硬くなり始めたものを捉えて指を絡めてくる。

「もう少しだけ付き合って?」
「嫌って言ったら?」
「本当に嫌なら逃げてるくせに」

いちかは〝ふふっ〟と軽く笑った。右手は優しく包み込みながら先端を親指の腹で丸く円を描くように触れていく。ゾクゾクした感覚が走って、また理性がぐらつきはじめた。静かになった部屋にはいちかの唾液と精液が混じり合ってちゅくちゅくと粘液質な音が控えめに聞こえていた。いちかに身を預けながら自分の吐く息がまた熱を持ち始めた時、着信音が鳴り響く。

「あ、待って。電話だ…」
「は?」

俺を抱きしめてたい腕を緩めてスカートの中のスマホを取り出し画面を見つめる。

「お母さんだ」
「じゃあ俺帰るわ」
「待って。すぐ終わるから」

また俺に体をぴったりとくっつけると通話ボタンを押した。右手の位置は変わらず俺のものを持ったままでゆっくりと扱き始める。

「お母さん?どうしたの?……今?堅治君が遊びにきてるよ。そう、すっごく久しぶり」

いちかは平然と通話を始めた。電話越しにいちかの母親の声が聞こえてくるのに右手は止まらない。マジかよ…あり得ねぇだろ…そう声に出したくても出せない状況に一気に焦っているのに萎えるどころかその逆で心臓がバクバクと高鳴る。

「うん。…そっか。今日そんなことがあったんだ。じゃあ遅くなるね」

この異常な状況に焦っている俺をよそにいちかは呑気なペースで会話している。痛いくらいに勃起してしまったそれは先端から精液混じりの我慢汁が溢れ出してじわじわと射精感が押し迫っていた。

「…っ……いちか」

息を吐きながらできるだけ声を出さないよう小さく呟いた。体が熱くて汗が滴る。ただこの通話が早く終わってくれ、そう願うだけだった。

「じゃあ、そう伝えとくね。…お仕事お疲れ様」

通話ボタンが切られ、ようやく息を吸えた。いちかを睨んでも全く悪気はないといった様子で俺を見つめ返す。
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