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【名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした。

第6章 〜麗しの歌姫(警察学校組side)〜



服装もさっきと違ってワンピース姿じゃなく、身軽に動ける派手じゃないけどオシャレなズボンとTシャツだ。椎奈は心の底から音楽を愛しているし、ずっと嬉しそうな笑顔で披露出来るステージを楽しんでいる。あいつを見てると俺ら観客もノリたくなるんだよなぁ




松田「あ゛あ゛ぁあ……」

萩原「俺もう決めた。絶対この子が芸能界に入ったら推す」

諸伏「終わったら勧誘受けるんじゃないか?あの子は本当に夢を叶えられそうな気がする!女優もなれそうだよなぁ〜」

伊達「椎奈を含めた全ての子供や、この国に生きる市民を守っていくのが俺達だ……誇らしいよなぁ……」




前回モールで物騒な話を幾つがしてくれた時、椎奈は終始俺達が危険な目に遭って傷つかないよう心配してくれていた。それは他の四人もしっかり理解していたし、先輩刑事だった人の警告としてしっかり記憶に刻んでいる


……そうだ、俺達はこの先、この身を呈して国家と市民を護る立場になっていく。子供は未来を支える宝、椎奈のような純粋な者達を一人でも多く守ってみせる


それがあの日、俺達全員が胸に刻んだ決心だ。ナタリーも俺も、松田達も椎奈と話せたそれぞれの日からファンになってるんだろうな!


その証拠によ、ほら。重低音の呻き声をあげて片手で目元を覆う松田と、天を仰いで誰にともなく宣誓している萩原。それを面白そうに笑って実は興奮気味な諸伏、そしてぽや〜っと放心したように若干顔を赤くして固まっている降谷がいる


……ああ、いや。最後の降谷は様子が変だ。フリーズしてる、ハハハッ何だか将来に只ならぬ予感がするのは気のせいか?







この時の俺は知らなかった。まさか想像を絶する秘密を椎奈が隠していた事に、この予感が間違いじゃなくて確かに芽吹いたのだと……

そしてここから数年後、警察人生で大波乱の日々が待ち受けいるだなんて、全く知りもしなかった


ーーー伊達side END
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