第6章 机の落書き
そうなんだ?
「今日みたいなことがあれば、次はないからね」
そう言ったせーちゃんの言葉にあたしたちと仁王姉妹以外
「はい」と答えたものだからやってるやってないに関わらず恐らく、見て見ぬふりなのだろう。
「あ、陰口を言っているのも、同じことだと考えておいてくれ」
「お父さん?」
「どう言うこと?」
「そのままの意味だ」
「「??」」
「柳も大変じゃのぉ」
「そう思う」
「だから、どういう」
「柳も幸村も、陰口が嫌いなんじゃよ」
「「へぇ」」
「それもあるね」
「意外」
「だろぃ」
「ブンちゃん?」
「まだ、お前にははえーか」
だから、どういう・・・
「そのままの意味だ」
「「ふーん」」
「所で」
「何?」
「何?じゃねぇ。何で男子テニス部のマネを・・・!」
「あれ?知ってるんだ?
せーちゃんが監督をやるからって"魔王様"降臨してたせーちゃんに強制的に」
「強制・・・ねぇ」