第5章 マネージャー
色々と作っていくと
「流石だね。鈴はいいお嫁さんになりそう」
「そんなこと言っても、なにもでませーん」
笑いながら話していると
家のチャイムが鳴った
「実夢、出てくれる?」
「はぁい」
リビングで、すでに明日の予習をしている実夢に出て貰うとは思わなかった
「お、お父さんっなんか変な人っ」
「「変な人?」」
実夢が慌てた様子で入って来たと思ったら
そんなことを言いだした。
「何か猫目で、髪の毛がもじゃもじゃな人」
「なるほど」
「赤也だな」
そう言って出て行ったお父さんが連れてきた人は
本当に髪の毛がモジャモジャで、猫目で怖い人。直感でそう思った
「あー。幸村先輩!お疲れ様です」
「ふふ。赤也も、お疲れ様。優勝できなかったんだって?」
「そうなんっすよぉ!越前に負けたんです!」
越前?
「そっか。あのボーヤはまた力を付けたんだ」
「うぃ」
「はい」
そう言ってお母さんが持って行ったのは
冷たいお茶で
「心せんぱーい」
「ダメよ?」