【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】
第12章 受け継ぐもの
「~~~~~」
「~~~~~」
「~~~~~」
「~~~~~」
なんだか騒がしい。
「………隆?…」
眠い目を擦りながら起きると、マイキーとドラケンとタケミっちがいた。
何で?
「おはよう、名前」
「名前。邪魔してんぜ」
「お邪魔してます」
「あー。うん。おはよう」
何だろう?
こんな小さいアパートが、不良の溜まり場になってる。
「名前。悪ぃ。こいつら押しかけ来てさ」
「うん。別にいい」
トイレに行こうとベッドを出たら、隆が叫ぶ。
「バカ野郎っ!」
「えっ?」
何事?
「そんな格好でうろちょろすんなっ!」
服着てんじゃん。
隆のワイシャツだけど。
「…隆が五月蠅い…」
「いいから着替えて来い!お前ら見んなよ!?」
「…分かった…着替えるから服、頂戴…」
隆は溜息を吐くと、私の私服を用意した。
それを持ってトイレで着替える。
バスルームで顔を洗って、皆のいる方へ向かった。
「お目汚し。ごめん」
テーブルを囲っている皆の輪の中へ入る。