【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】
第10章 マイキーという男
「隆もごめんなさい」
私は隆に頭を下げさせる事をした。
「いいんだよ。そのために俺がいんだから」
くしゃりと頭を撫でられる。
「三ツ谷。お前、カッコイイな」
「いや!ケンチン。あれは女を落とすテクだ!」
「やっぱモテる男は違ぇな」
そっか。
隆ってモテるんだっけ?
「なあ?名前。三ツ谷が浮気したらどうすんの?やっぱりさっきの技だすの?」
「んー…どうだろう?多分しないんじゃないかな?」
「へぇ」
隆が浮気すると思えないし。
でも万が一そういうことがあったら…
「日本を離れてカナダに行くかな?」
「だってよ。三ツ谷」
「浮気なんかしねぇよ。それでなくても、こんなに手のかかる彼女がいんのに。俺がどう浮気すんだよ…」
「確かにな。名前の男は、お前じゃなきゃ無理だろうな」
何か失礼な事を言われてる気がする。
「さあ、帰ってお仕置きだ」
「えっ?」
「学校行くぞ」
「今から?」
「まだ間に合うから」
「…はい…」
そして私は学校へ強制送還された。