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【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】

第9章 守るべきもの


 


今日も学校に行った。


朝、隆の単車で送られて、お弁当を持たせられるから。

行かないとは言えない。


放課後になると、隆がバイクで迎えに来る。



隆のタンデムに乗って、家に帰るとエマがいた。





「エマ?何してんの?」





家に入ってればいいのに。



こういう事があるから、エマと隆には合鍵を渡してある。



もしかして鍵、失くした?



単車を降りて、エマの元に近づく。

するとドラケンと知らない男がいた。





「名前、学校行ってたんだね」

「うん」





行かないと隆が五月蝿いから。





「急に押しかけてごめんね」

「別にいいけど、どうしたの?」

「あのね。ドラケンがこの前のお礼を言いたいんだって」




何だ。

そんなことか。





「別にいいのに。あんた傷はもういいの?」

「おう。傷が増えて男が上がったぜ」

「ははっ。あんたってバカなの?」





エマが好きになるわけだ。

優しそうだし、面白い。





「あれ?ドラケンとマイキーじゃん。どうした?」

「私にお礼を言いに来たんだって」





隆に事情を説明すると。

エマのお兄さんが、私にズイッと近付いてきた。





「お前が名前?」

「…そうだけど…何?」





まじまじと見られて居心地が悪い。



この人…

雰囲気が怖い。


 
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