【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】
第19章 タケミっち
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私は隆に会って。
人は一人では生きていけるけど、それは寂しいことだと。
悲しい生き方だと知ってしまったから。
孤独に押しつぶされそうな、タケミっちを。
見て見ぬふりは出来ないよ。
タケミっちは凄く泣いていて、とてもじゃないけど。
話しにならなさそうだから。
私は隣に座って、暫くその背中を摩っていた。
「あれ?タケミっち。お前どうしたの?」
隆も仕事を終えたのか、リビングにやって来る。
「…み…三ツ谷くん…」
タケミっちは隆の顔を見るなり、また号泣しだした。
「えっ!?何!?俺が泣かせたみたいじゃんっ!!」
「隆。少し黙ってなよ」
「2人とも。みっともないとこ見せてすみませんっ」
「気にすんなよ。それよりどうした?」
「うん。心配だよ」
「………実は___」
ポツリポツリと話すタケミっちに、私たちは耳を傾ける。
タケミっちはかなり動揺しているのか。
わけの分からない事をたくさん言う。
ヒナちゃんと友人のあっくんが何回も殺される事。
過去に帰って未来を変えられる事。
私はただ呆然とその話を聞いていた。