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【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】

第18章 娘の日常


side.三ツ谷隆





結局、名前の粘り勝ちで。

えまを日本に連れてきたけど。



どう生計を立てるか気になっていた。



ここは俺が働くべきだよな。



そう思っていたけど。

暫くは名前の母親が援助してくれるということになった。





「名前。お前の夢ってお嫁さんだったよな?」

「うん」

「それは叶っちまったけど、これからのこと考えてる?専業主婦になりたいとか」





俺はデザイナーの道を諦めたくないけど。

2人を養うなら仕方がないと思う。





「んー。大学は行かないで、最短で司法試験受けようと思ってる」

「えっ?」

「それなら働きながら勉強できるし」

「お前、弁護士になりてぇの?」

「ううん」





ほんと正直だな。





「じゃあ、何で?」

「家で仕事したいから」

「マジ?そんだけの理由?」

「うん。いけない?」





いや。

悪くはねぇと思うけどさ。





「私、愛想よくないし。正直、接客とか向いてないと思うんだよね」

「うん。俺もそう思う」





俺も正直に答えたら、名前に噛みつかれた。


まあ、そんな理由で名前は見事に最短で司法試験に合格する。


そして気づいたら、家族にべったりの親バカになっていた。


 
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