【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】
第15章 Never say good bye
side.三ツ谷隆
「〜〜〜〜〜」
名前の話し声で目が覚める。
ん…
あれ?
名前は?
室内を見渡すと、窓際で名前が電話していた。
「Yep.Yep. Grand Mom, I know.I know. But should I decide right away?」
(うん、うん。わかってる。わかってるって、おばあちゃん。でもそれ直ぐに決めないとダメかな?)
「Yep.But I want a little more time.」
(うん。でももう少し時間が欲しくて)
「Okey.See U.I love U too.」
(分かった。またね。私も愛してる)
電話を切ると、名前は大きな溜息を吐く。
つーか今さらだけど。
お前の英語って、どのレベル?
「名前。何かあった?」
「あ、ごめん。起こした?身体、大丈夫?」
「ん、ああ。うん」
「これ。マキロンと湿布と絆創膏。一週間分はあると思う」
「うん。ありがとな」
つーか。
俺、昨日名前と別れ話したよな?