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鰯料理の盛合せ【鬼滅短編・中編・長編番外編】

第23章 呪いの言葉、つるぺったん✳︎煉獄さん※裏表現有り


ふわふわのムニムニ。
可能であれば私も
そこに埋もれてみたい。
可能であれば私も
そこに埋もれさせてあげたい。
だけど私には到底無理。
だって私は

"つるぺったん"

だから。
























「…そんなにじっと見られると、流石に同性とは言え恥ずかしいんですけど」


そう言ってしのぶ様は大判のタオルでその豊満な乳房を隠した。


「…すみません…つい」


普段は隊服で隠されているその胸元も(膨らみ自体は全くもって隠せてはいないが)、この山奥にひっそりとある秘湯に入るために隊服を脱ぎ去っているので見たい放題だ。


小柄なのに…大きい。色も白くて、ツンツンしたくなっちゃう。こんなかわいい顔して、こんな素敵なものを持ち合わせているなんてしのぶ様ったら罪深い方だわ。


目を逸らさなくてはと思っているのに、あまりにも魅力的なその膨らみに、どうしても目を逸らすことができない。


「…お金、取りますよ?」


無遠慮に注がれる視線に、堪忍袋の緒が切れる寸前と思われるしのぶ様の口からそんな言葉が発せられ


「すみませんでした」


慌ててしのぶ様の胸元から視線を外した。けれど視線を外したその先にあったのは


「わかるわすずねちゃん!しのぶちゃん、本当に綺麗なお胸をしているもの!私も思わず視線を奪われちゃうわ!」


これまたたわわで、もし親指くらいのサイズになれたなら、そこでぴょんぴょん飛び跳ねたくなってしまう甘露寺様の艶々なそれ。


「…いいえ!甘露寺様が…私のこの気持ちを理解できるはずが有りません!」

「…え?」


がーん!


と効果音がつきそうな顔をする甘露寺様に


「…だって…甘露寺様もそんな立派で、絶対に手に収まりきらないようなお胸をお持ちではないですか!私の…つるぺったんの私の気持ちがわかるはずがありません!」


半ば叫ぶように私はそう言った。すると


プッ


甘露寺様と私の会話がよほど面白かったのか、しのぶ様が視界の端で吹き出した姿が見えた。


「…しのぶ様!笑い事ではないのです!」

「…っ…それはそれは、失礼しました。…でも…プッ…つるぺったんだなんて…フフッ…」

「あ!まだ笑ってますね!もう!笑ったのであれば…私の悩み!聞いてくださいよ!」



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