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昼の子✿夜の子

第11章 ドラルクは聞いた



「そうですね、私も命が消えるのは怖いですよ、ロナルドさんも··今は生きてますが、もし退治中に怪我したらって毎日思います」

「私だけじゃないんだね」

「はい、ドラルクさんも"人間"みたいですね。少し安心しました」

「私は吸血鬼だぞ?」

「ヌァ~~···」

ひょい
「ジョンさんおいで、そうですね。ドラルクさんは立派な吸血鬼ですね」

··ぴよ
「···彩華くんは··死ぬ事に対して何も感じないのかい?」

「ん~···怖いですよ、あなたは吸血鬼、私は人間··だから命の長さは全然違う」

ズキッ
「····」

「でもね、先を考えると辛くなる。だから私は先を見るより今事務所で話をしているドラルクさんとの思い出を大切にしたいんです」

「彩華くん···君は···私が今まで会った人間より強いんだね」
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