第40章 シーグラス 最終話
一瞬だけど君の匂いがした
後ろを向けば私の後ろを歩いてる女性がいた
「あっ、あの!」
やっと
やっと見つけた
くるっ
「はい?、どうしましたか?」
「ーーー!」
初めて君を見た時
君の瞳の色が···
ロナルドくんと似てる青い瞳をしていた
(彩華···くん、なのは分かる)
姿形は似てる
でも、瞳の色が····
「君の名前を··教えてくれませんか···?」
「私は···」
ぐあっ!
「関係ない女性を口説いてるんじゃねーよ!」
ばきっ!すなァ!
「スナッ」
「人が砂になったーーー!」
「すみません、クソ砂が···!」
「あはは、ほんとに砂になるんですね。吸血鬼退治人ロナルドさんとドラルクさん」
その瞬間から俺は、決めた