第33章 ドラルクは手を出した。 本誌ルド
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ガチャ
「すみません依頼お願い出来ますか?」
がたん
「はい、こちらで伺います」
今日も依頼相手のロナルドくんから匂うのはあの子
コトッ
「お茶をどうぞ」
「ありがとうございます(優しい吸血鬼だ)」
「で、話を」
「実は、··ーー」
依頼からの匂いはしないあの子
がたん
「それでは現場行きますか。ドラ公行ってくる」
ひらひら
「ん、行ってらっしゃい」
(··今日はやけに素直だな。)
パタン
ひょい
「ジョン。今私は幸せだよ」
「ヌー」
ドラルク様の顔が嬉しそう。
あの時確かに噛んだ
あの子は、最後までドラルク様を受け入れた。
くるくる
「多分初めて血を飲んだけど、甘いんだね」
この甘さは
私だけの『甘さ』
❦ℯꫛᎴ❧