第30章 新たな出会い

「いつもの部屋とは？」

「あぁ､接客室ですよ！そこで色々と勉強教えてるんです」

「偉いね(でも間が空いていたし···あの言い方··噛むんだな)」

✿✿


ｶﾞﾁｬ
「遅くなってごめんね」

ばっ！
「いいぜ！俺も今来たし！今日は何を勉強するんだ？」

「今日はロナルドさんが苦手な物を見つけましょうか」

「苦手な物か···あるぞ！」

「それは？」

ぐいっ
ｶﾞﾁｬﾝ···｡






「····彩華と話してる奴等に見せてる笑顔が､辛い｡彩華は俺の事好き？」

「もちろん好きよ？」

「彩華の好きと俺の好きは違う···彩華の好きは"子供のような俺"····俺が好きなのな···"番"的な好き」

····ｷﾝ
(まただ｡)

「ろ···ロナルドさん｡···それは···」

「少し弱くしてあるから大丈夫だよ､彩華から"好き"ってちゃんと聞きたい···｡」