第2章 試し書き
「でも、もう肝試しには行かなくてもいいですね、怖い思いしたくないし···」
ぱたん
「簡単に言えるとでも?」
「ふぁ!?」
「次はこの場所に行くわよ!」
「部長は本当にオカルト好きですな···(あれからふたりはどうしてるのかな?)」
ロナルドさんがいる館に行かなくなって早2ヶ月
(コウモリのヌンがたまに館に行ってるみたいだけど··)
何故···。
「あの···(何故)」
にこにこ
「んーー?」
「何故私はロナルドさんの館に?(今深夜だぞ?寝ていたのに··いきなり連れてこられて···)」
「お前にお礼を言いたくてな。ありがとな」
「はぁ、どういたしまして」
すん
「あの後。」
「?、ロナルドさん?」
すんすん
「ドラ公と色々話したよ。···あいつは俺を"ロナルド"として見てなかった。でもいいんだ!会えただけで嬉しいしな!」