【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第6章 三ヶ月後
怖い、恐い、なんで、こんな…
気がつけば目の前に巨人の手があった。
巨人がまっすぐ私を見ている。
体が、動かない
「ポーラ!!!」
ドンっ!!!
絶叫と共に誰かに体を押された。
目の前に流れる美しい金髪。
私と巨人に割り込むようにして、マリアが駆け付けてくれたのだ。
「ぐはっ!!!」
「え?」
マリアの体が宙高く舞う。
その細い体には巨人の指が巻きついていた
「いやあああああああ!!!!!」
耳をつんざくような悲鳴が聞こえる。
それが自分の口から発せられたものだとは、そのときはわからなかった。