【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第3章 次の日
「なんだ?用件を言え」
「兵長、私は昨日のことを誰にも言いません。エルヴィン団長に訴えるのも取り下げます。
だから兵長、昨日のことはお互い忘れましょう。もう私に関わらないでいただきたいです。
今日みたいに遠くから見るのもおやめください。
貴方みたいな目立つ方に見ていられると、私はみんなの注目の的です。」
「注目されちゃあ、マズイのか」
「…こんなこと申し上げるのも癪ですが、リヴァイ兵長に恋する新兵は私だけではありません。彼女たちに、昨日のことを知られたくはありません」
「ほう…」
兵長が足を組み替える
「兵長、性処理であれば娼館とか…」
「昨日も言った。娼館の女は気に食わねぇ」
「気に食う・食わないではなく、娼婦たちであれば対価に見合った働きをします。兵長が望むなら…」
「何度も同じことを言わせるんじゃねえ。
俺は娼婦は抱かねえんだ」
ピシャリ、と言われて一瞬怯む。
いや、怯んでる場合ではない。
この「世界は自分を中心に回っている」と言わんばかりの考え方を正して差し上げねば。