【R18】私の心は私のもの【リヴァイ/進撃の巨人】
第2章 はじまりの日
信じられない、こんなことが起こるなんて
腹の上に放たれた液体が、どろりとベッドに垂れ落ちるのがわかった。
勢いがあったのか、少し顎のあたりにも生温かいものが付いている。
兵長は私の腕を離してベッドから降りた
タオルでも取りに行ったのだろうか。
ベッドや枕は私の汗でぐちゃぐちゃに濡れている。
兵長に掴まれていた両手首がジーンと痺れていた。
必死に抵抗して、必死に声を上げていたからか、喉がカラカラに乾いていた。
頭がフラフラするが、ひとまずはだけた胸をシャツで覆うように隠した。
「なんだ、いい眺めだってのにもう隠しちまうのか」
兵長もまだ息が整わないようで、少し掠れた声で揶揄うように言われた
頭も身体もまだ状況に着いて行っていないが、一先ずギッ!っと兵長を睨みつけた。
顔に張り付いた髪を払う。