第12章 捕まるのか?
風「ここがお姉様の教室?」
葉「ふ…風華?」
風「お姉様?」
葉「えっと…あなたは…風桐風華…さん?」
風「はい!あなたは…神皇葉月さん!私の…お姉様!」
葉「風華!目覚めたのね!良かった!」
風「わたくし、今日退院ですの。お母様に聞いたらお姉様の投資のお陰でわたくしを助けれたと伺いました。お姉様。ありがとうございます。」
葉「そっ…そんな…」
風「話は全て伺いました。お姉様が詐欺師だった事も。わたくしの本当の家族の事も。ただ疑問に思ったのが、お姉様今何処にお住まいですか?」
葉「あーえっと…そこの矢沢悠と校長先生」
クラス中「えっ!?」
葉「あいや〜まさか校長先生の息子が矢沢悠だと思ってなくて…ほら、校長先生はあたしの家がない事は知ってたんだけど…風華?」
風「何とハレンチなっ!決めました!わたくし、この高校のこのクラスに転入致しますわ!」
葉「あいや。ここ私立」
風「大丈夫ですわ!お母様お金持ちですの!」
葉「えっ?」
風「お母様、宝くじに当たりましたの!学費は大丈夫ですわ!わたくしは本来過ごす時間をこの教室で取り戻したいのですわ。」
葉「風華…」
風「なので!わたくしは転入手続き等がございますのでこれにて失礼致しますわ!」
葉「あー。はい。また…ううん!待ってるから!」
風「はい!」